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はじめに

親族等になりすまして,「急にお金が必要になった」などといってお金をだまし取る振り込め詐欺(いろんな呼び方がありますが,ここではこの名称を用います。)。

社会的にも問題になっており,裁判所の判断も厳しく,通常の詐欺であれば実刑にはならないであろう被害金額であっても,初犯であろうが,あるいは「手下」であろうが,成功不成功にかかわらず,かなりの割合で実刑判決が下されている犯罪です。

また,弁護活動も,組織の意向を受けているおそれのある弁護士が弁護人につき,「トカゲの尻尾」にされて,責任を負わされるリスクもある(弁護人がすでについていると,国選弁護人は他につきませんので,弁護活動は全てその弁護人がすることになります。)など,弁護活動にも課題の多い犯罪類型です。

逮捕から裁判が始まるまでの弁護活動

振り込め詐欺の事件は,極めて量刑が重く,逃亡や口裏合わせなどの可能性もあるので,発覚した事件はほとんど,逮捕・勾留され,接見禁止が付されて家族とも面会が出来ない状態が続きます。

再逮捕や再勾留も繰り返され,身体拘束の期間も長期化することがあり,ご本人は,長い間,非常に苦しい状態で捜査に立ち向かう必要が出てきます。

この時間は,その後の裁判や,量刑においても大きな影響を与えますから,以下のように,その後を見据えた対応,弁護士の支援が重要です。

取り調べ対応

振り込め詐欺の事件,それも裁判前で最も重要なのは,取り調べへの対応です。

振り込め詐欺の事件においては,事前に,「組織」から「捕まったときの『対応』を『指導』されている」というケースが非常に多いのです。

その多くは,「黙秘していれば出られる。こっちから『連絡』するまで黙っていろ」といったような無責任なものです。

ですが,振り込め詐欺グループは,一人が捕まれば残りは大急ぎで逃亡したり,証拠隠滅をするものです。ですから,捜査機関もそれを予想して十分に証拠を集めてから,一網打尽にします。捕まった時点で,「黙秘していれば出られる」などと安易に考えることはできません

安易な黙秘は非常に危険です。「黙秘しろ」と指示した人間が,自分はあることないことをしゃべり,やったこと以上のことを押しつけられる危険すらあることです。

また,黙秘の理由として,「報復が怖い」と安易に述べるのも危険です。それを言い訳にして安易に黙秘している,否認していると,捜査機関・裁判所に見透かされる危険があるからです。

一方で,被疑者には黙秘権があります。黙秘をすることは権利でもあります。黙秘をして証拠不十分を主張する事自体が,悪いわけではありません。ですが,それには,事情をよく検討した上での慎重な判断が必要です

最終的な処分にも大きく関わるポイントですから,一刻も早く,経験に裏付けられた適切なアドバイスが必要です。

私達の弁護活動においては,振り込め詐欺における取り調べ対応の重要性に鑑み,これまでの事案や調査検討の結果明らかになった事実を踏まえ,最適な取り調べ対応を全力で応援します

被害者との示談

振り込め詐欺では,被害金は全て戻ってこないことがほとんどです。被害回復がなされないのが常態となっています。

しかし,そんななか,被害弁償をすることができれば,最終的な処分において大きく考慮されることが期待出来ます。

ただ,示談は闇雲にすれば良い,というものではありません。全額弁済できないのであれば,どのように被害弁償をするか,そのタイミングや金額も重要です。

裁判における弁護活動

振り込め詐欺事案においては,概ね事実を認めていても,細部について争いがあり,関係者が法廷に呼ばれて尋問されることが珍しくありません。

逆に,組織の他のメンバーの裁判で,証人に呼ばれることもあり得ます。

他のメンバーの証人尋問においては,その証人から罪をなすりつけられないよう,あるいはその証言の信用性を慎重に吟味して尋問することが重要です。

特に,上下関係や関与の度合いが争われることも多く,ここで,こちらの主張が通らないと,「首謀者やリーダーに近い地位なのに,『脅されて怖いから従った。それ以外は怖くて話せない』と,大嘘をついていた」などと評価されて,処分がますます重くなる可能性すらあります。

さらに,証人だけではなく,最終的に自分が裁判所で話す(被告人質問)機会もあります。ここでは,事実を争うのであればその旨,また,自分の反省や謝罪の気持ち,社会復帰後の計画なども,説得的に話すことが重要です。

裁判官も検察官もプロですから,付け焼き刃の演技というものは通用しません。自分は反省がアピールできていると勘違いして,伝わっていないと思われるケースも残念ながら存在します

しっかりと自分の心と向き合うことが重要ですし,弁護士は,その手助けをします。

保釈や接見禁止の解除など

振り込め詐欺は,実刑になる可能性が非常に高い犯罪類型です。したがって,保釈は認められにくく,接見禁止といって,弁護人以外と面会が禁じられることもしばしばあります。

ですが,保釈されて,その後の社会復帰などについて計画を立てることができれば,それは最終的な刑の重さにも良い影響をあたえることができます。

実際にも,保釈が得られたことが有利に作用したケース,事件の内容に争いがあるも接見禁止を阻止出来たケースがあります

なお,保釈について,くわしくはこちらをご覧下さい。

振り込め詐欺への関与をやめたい方へ

どんな犯罪でもそうですが,繰り返せば繰り返すほど罪が重くなります。また,一生かかっても,返済出来ないような賠償金を負担することもありえます。

現在,摘発されていないが,今後,どうすべきかどうかお悩みの方などの相談も承っております。もちろん,秘密は厳守しますし,何かを強制することもありませんので,すぐにご相談下さい。

振り込め詐欺事件はすぐに相談を

振り込め詐欺事件は,重大犯罪であるばかりではなく,以上に説明したように注意点,警戒すべき点が多々あります

特に,漫然と,黙秘を繰り返すなどすると,取り返しの付かない結末にもなりかねません

早めの相談をおすすめします。

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